介護職の人間関係をサポートする

介護職のそわ道
目指せ充実チームケア

介護職のそわ道 > 目指せ充実チームケア > 1-1.チームケアはコミュニケーションケア

~働きやすい介護職場づくりの工夫~
1-1.チームケアはコミュニケーションケア

チームケアが成り立つためには、大きく分けて二つのことが必要です。ひとつは伝えること、コミュニケーションです。チームケアは、介護職員どうしの協力関係で成り立ちます。介護職員は、自分の考えやイメージしていることを互いに共有できるよう言葉にして伝えます。これはもっとこうしたほうがよいのではないか。あれはああしてみてはどうか。と、話し合うのです。お互いに気心が知れてくると、悩んでいることや困っていることも相談できるようになります。時には愚痴を言い合うこともあるでしょう。

しかしそのためには、自分の伝えたいことをできるだけ正確に伝えて、相手の伝えようとしていることをできるだけ正確に聞き取る能力が必要です。それがコミュニケーション能力です。ですから、チームケアにはコミュニケーションが不可欠です。もっといえばチームケアとはコミュニケーションケアのことである、といっても過言ではありません。コミュニケーションが得意という人はあまり見かけません。むしろ、自分の気持ちを表現するのは苦手、というように、コミュニケーションが得意でないと感じているひとのほうが多いです。その背景には、コミュニケーションというのは、何か相手から誤解されてはいけない、相手に反論の余地なく理路整然と話す、というような難しいイメージがあるためかもしれません。

でも、そんなに難しく思う必要はありません。ちょっとひと言、「大丈夫?」と、気くばりの言葉をかけたり、「ありがとう」と、感謝の言葉をかけるのもコミュニケーションです。「おつかれさま」と、ねぎらいの言葉をかけるのもコミュニケーションです。介護施設で働いていれば、お互い何もはなすことなく一日が過ぎるということはないはずです。ですから、かけられる気くばりやねぎらいの言葉はあるはずです。そういうことは、ちょっとだけ意識して工夫すれば、自然にできるようになっていきます。決して難しいことはありません。