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目指せ充実チームケア

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~働きやすい介護職場づくりの工夫~
4-9.「あなた」で語るか「わたし」で語るか。

A.「あの時○○さんは、わたしに言いました。」

B.「あの時わたしは、○○さんから聞きました。」

 

どちらの言いかたになりやすいでしょうか。自分がAのように言われたら、Bのように言われたらどうでしょうか。

 

Aは、「○○さん」に迫り、責任を負わせる言いかたになります。そのため拒否感や防衛を生じさせやすくなります。時には、言った言わないと水掛け論になってしまうことさえあります。この場合、「わたしは聞きました」という言い方をすれば、相手は否定したり防衛したりする必要はなく、人間関係はこじれにくくなります。「そんなこと言っていません」と、衝突することなく言えるのです。丁寧なコミュニケーションのとりかたです。このような姿勢も、チームケアが充実する鍵です。

 

あなたあなたと、あなたでばかり語るようになったら、自分が見えなくなっているかもしれません。

 

 

もうひとつ、

 

A.言う。聞かせる。

B.言わせてもらう。聞いてもらう。

 

お互いの姿勢がAだったら、あるいはBだったら人間関係はどうなっていくでしょうか。

 

そもそも仕事というのは、してあげるものではなく、させてもらうものです。会話にしても、わたしたちの日常は、頼まれて話すのでなければ、Bの、”~させてもらう” という姿勢で語られるのがほとんどのはずです。実際、言いたいから言わせてもらうのだし、聞いて欲しいから聞いてもらうのです。

なれなれしくなって、この姿勢を忘れるとトラブルの原因になります。親しき仲にも礼儀あり、という格言があるくらいですから、親しくなりにくい場合には特にこの姿勢が関係を左右します。

チームケアが充実するには、まるで家族や友達のように話すのではなく、最初は少しよそよそしく感じるとしても、勤務にふさわしい、ある程度の緊張感をもって礼儀正しく振る舞うのが鍵です。

言いたい時に言いたいことを言いたいように言ってしまっては、チームケアどころか人間関係自体が成り立たなくなってしまいます。