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~働きやすい介護職場づくりの工夫~
4-13.聞く習慣、語る習慣

チームケアを築いていくためには、コミュニケーション、つまり自分の伝えたいことをどれだけ誤解のないように伝えられるか。相手が伝えようとしていることをどれだけ誤解なく聞き取れるかが、鍵になります。ところが、単におしゃべりが好きだという人は結構いるのですが、コミュニケーションが得意、という人はそんなに多くありません。自分の気持ちを言葉にするのが苦手という人は少なくありません。

それで、スタッフどうし、日ごろからある程度は自分の気持ちや考えを伝えたり、相手の気持ちや考えに耳を傾けたりする機会をつくることをお勧めします。

 

もっとも手軽なのは、お酒を飲みに行ったり、食事やお茶の機会を作ることです。そのような懇親の機会は一緒に働く人どうしの気心が知れてきます。そうなると、あまり気を使いすぎずにリラックスして会話ができるようになります。スムーズなコミュニケーションにつながるのです。最近は、勤務時間が終わると、同僚との親睦を一切断ってプライベートに入る社会人が多いですが、仕事仲間との懇親を楽しむのも、私生活にだってよい影響がおよぶに違いありません。決して無駄にはなりません。

 

もうひとつは、会議や研修の場を活用して、自分の考えや思いを参加者に聞いてもらってみてください。プレゼンテーションというほどにかしこまる必要はありません。できればあらかじめテーマを決めて順に発表するのが理想ですが、わざわざ企画しなくても、カンファレンスなどを活用してください。所感です。

その際のキーワードは、”イメージの共有”です。例えば、「利用者が安心して~」と、発表しているスタッフが述べれば、聞いているスタッフは、「安心というのは具体的にどうなる感じですか?」などと聞いてみるわけです。あるいは、「利用者に対してもう少し丁寧に~」と発表しているスタッフが述べれば、聞いているスタッフは、「安心というのは具体的にどうなる感じですか?」などと聞いてみるわけです。これは、突っ込みを入れたり、ダメ出しをしたり、上げ足を取ったりするのではありません。イメージを共有するのです。そうやって語り手も聞き手も、誤解なく伝わった体験を実際にしてみると、今後、スムーズなコミュニケーションを取りやすくなります。

 

あるいは最近は、傾聴ボランティアといって、相手の話に耳を傾ける訓練をした人が、施設や一人暮らしの人のもとを尋ねて、会話をするという試みがあります。そのような場に立ち合わせてもらったり、彼らがどんなことを学び、どのような訓練を受けているのか知ってみるのも、大変価値のあることです。

 

このようにして、語る習慣、聞く習慣を日常につくることで、チームケアは充実していきます。